黒川温泉・山の宿「新明館」~趣も素晴らしい日本秘湯を守る会の温泉宿

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熊本県は黒川温泉の「山の宿・新明館」(しんめいかん)は黒川温泉で山河さんと共に、日本秘湯を守る会の温泉宿となっています。
本当は宿泊したかったのですが、またの機会にし、入湯手形にて日帰り入浴して参りました。

■温泉特徴

源泉名:小葉瀬温泉
ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉
成分総計:1.650g/kg
pH6.8
加温なし・加水なし
循環なし・消毒なし
露天風呂あり
シャワーなし
シャンプー類なし
食事提供(昼食)なし



■温泉ソムリエよりの情報

黒川温泉を見事再興させた中心的人物・藤哲也氏(1931年生)が3代目館主である黒川を代表する温泉旅館。
源泉温度は80.3度で、動力湧出量は182L/分と、消毒もない、100%源泉かけ流しと、湯使いはもちろん最高である。

黒川温泉・新明館

混浴風呂は、露天風呂となる岩戸風呂で、途中、ご主人手掘りのトンネルを抜けた先にある。

黒川温泉・新明館

田の原川沿いで背後は急斜面のため、落石防止のコンクリートで覆われてはいるが、趣は良い。
また、同じくご主人手掘りの洞窟風呂と言い、日本秘境の宿に選ばれている理由も納得いく。

なお、混浴露天風呂にはなっているが、脱衣所はひとつしかなく、実質的には男性用露天風呂と言える。
もちろん、女性専用の露天風呂は別途あり。

洞窟風呂は中が暗く湯気も多い。
男女別とは言え、女性は脱衣所から洞窟浴槽に行くときに、男性もいる通路から普通に見えてしまうので注意。

黒川温泉の日帰り入浴は、もともと、宿泊した旅館以外となる、近隣の旅館さんの露天風呂も楽しんで頂こうと言う趣旨で「入湯手形」(温泉手形)がスタートした関係で、日帰り入浴だと基本的に「露天風呂」にしか入浴できない。
よって、内湯など外来入浴不可の浴室も堪能する場合には、宿泊するしかない。

■施設

地蔵堂の付近から、田の原川に架かる旅館専用の歩道橋を渡った先に1902(明治35)年に創業の「新明館」がある。

黒川温泉・新明館

日帰り入浴の手続きは、橋を渡った正面の玄関を入った左にある受付で行う。
そして、外に戻って、川の上流へと続く建物脇を進んだ先の右手に男女別の洞窟風呂、川沿いのずっと奥に混浴露天風呂「岩戸風呂」、また女性専用露天風呂「風の湯」がある。

黒川温泉・新明館

露天にはカラン・シャワー・ドライヤーなどは無し。
気になる宿泊料金などは下記にて。

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客室は僅か16室。

日帰り入浴の場合、帰りはそのままフロントを経由せずに出れる。

■訪問時料金

入湯手形(温泉手形)を使わない場合の日帰り入浴料金(立ち寄り湯)は下記の通り。

大人500円(税込)

内湯の家族風呂「かじかの湯」(昼12時~18時)は、40分1500円※手形利用不可



■黒川温泉「入湯手形」

黒川温泉にある24軒の旅館の「露天風呂」が対象となっている日帰り温泉(立ち寄り湯)用の「入湯手形」があり、宿泊した旅館や旅館組合の事務所兼案内所で購入できる。
なお、各旅館の内湯には日帰り入浴できず、基本的には露天風呂だけ可能と言う事になっている。
3箇所に入浴できて、販売価格は中学生以上1300円、小学生700円。

黒川温泉の入湯手形

日帰り入浴時間は黒川温泉全体で統一されており、通常は朝8時30分~21時となる。
ただし、清掃や工事などでたまたま入浴できない日にちや時間などもあるが、公式サイトにて毎日情報が提供されている。

1枚の入湯手形を複数人では使えないのでひとり1枚の購入が必要だが、6ヶ月間有効のため、また今度来て入浴すると言う使い方も可能。
タオルは持参が必要。
カラン洗い(洗い場)がない露天風呂の旅館もあるため、シャワー設備がないところあり、実質、入浴だけという雰囲気だ。
また、脱衣所も外にある露天風呂が多いため、冬季は湯上り時には寒い。

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■アクセス

黒川温泉を日帰り入浴する場合に便利な無料駐車場は下記のポイント地点となる。

上記の駐車場が満車の場合には、他にも駐車場があるので、当方オリジナルGoogleマップをご参照願いたい。

黒川温泉の標高は約700mですので、冬季でも積雪が無ければ、ノーマルタイヤでOK。

電車バスでの行き方では、最寄りの駅と言うのはないので、バス利用が便利となる。
福岡(博多駅)から高速バスで黒川温泉、熊本駅・熊本空港からは九州横断バスにて黒川温泉、別府駅・由布院駅からは九州横断バスにて黒川温泉。

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