黒川温泉「美里」~硫黄の匂い漂う100%掛け流しの乳白色湯

「黒川温泉「美里」~硫黄の匂い漂う100%掛け流しの乳白色湯」のアイキャッチ画像

熊本県は黒川温泉の温泉旅館「美里」(みさと)は、黒川温泉で唯一となる硫黄温泉の露天風呂があり、乳白色した硫黄の匂いが漂うお湯を楽しめます。

■温泉特徴

源泉名:不明
含硫黄-ナトリウム-硫酸塩・塩化物泉(硫化水素型)
成分総計:不明
pH4.73
加温なし・加水なし(夏季加水あり)
循環なし・消毒なし
露天風呂あり
シャワーなし
シャンプー類なし
食事提供(昼食提供なし)



■温泉ソムリエよりの情報

露天風呂の周りには樹木が配されており、なかなかうまい設計になっている。
単純な硫黄泉ではなく、塩化物が含まれており、これまたなかなか珍しい白濁湯・乳白色で、透明度は約50cm。

黒川温泉「美里」

100%源泉かけ流しとなっていて、湯使いはとても良い。
脱衣所が露天風呂のすぐ脇にあり、脱衣所と露天を隔てる壁はない。

黒川温泉の日帰り入浴は、もともと、宿泊した旅館以外となる、近隣の旅館さんの露天風呂も楽しんで頂こうと言う趣旨で「入湯手形」(温泉手形)がスタートした関係で、日帰り入浴だと基本的に「露天風呂」にしか入浴できない。
よって、内湯などすべての浴室を堪能する場合には、宿泊するしかない。

■施設

玄関を入って靴を脱ぎ、スリッパに履き替えて、階段上の受付に入湯手形を提出し、スタンプを押してもらう。
館内からは更に階段を登ってドアから外に出る。
建物脇を少し歩いて進むと、奥にあるのが露天風呂となり、男女別になっている。
帰りはまたフロント前を抜けて出る。

【広告】
【広告】黒川温泉 和風旅館 美里

僅か12室の和風旅館であるが、宿泊者は男女別内湯も利用できる。

■訪問時料金

入湯手形(温泉手形)を使わない場合の日帰り入浴料金(立ち寄り湯)は下記の通り。

ひとり500円

■黒川温泉「入湯手形」

黒川温泉にある24軒の旅館の「露天風呂」が対象となっている日帰り温泉(立ち寄り湯)用の「入湯手形」があり、宿泊した旅館や旅館組合の事務所兼案内所で購入できる。
なお、各旅館の内湯には日帰り入浴できず、露天風呂だけ可能と言う事になっている。
3箇所に入浴できて、販売価格は中学生以上1300円、小学生700円。

黒川温泉の入湯手形

日帰り入浴時間は黒川温泉全体で統一されており、通常は朝8時30分~21時となる。
ただし、清掃や工事などでたまたま入浴できない日にちや時間などもあるが、公式サイトにて毎日情報が提供されている。

1枚の入湯手形を複数人では使えないのでひとり1枚の購入が必要だが、6ヶ月間有効のため、また今度来て入浴すると言う使い方も可能。
タオルは持参が必要。
カラン洗い(洗い場)がない露天風呂の旅館もあるため、シャワー設備がないところあり、実質、入浴だけという雰囲気だ。
また、脱衣所も外にある露天風呂が多いため、冬季は湯上り時には寒い。

【広告】

■アクセス

黒川温泉を日帰り入浴する場合に便利な無料駐車場は下記のポイント地点となる。

上記の駐車場が満車の場合には、他にも駐車場があるので、当方オリジナルGoogleマップをご参照願いたい。

黒川温泉の標高は約700mですので、冬季でも積雪が無ければ、ノーマルタイヤでOK。

電車バスでの行き方では、最寄りの駅と言うのはないので、バス利用が便利となる。
福岡(博多駅)から高速バスで黒川温泉、熊本駅・熊本空港からは九州横断バスにて黒川温泉、別府駅・由布院駅からは九州横断バスにて黒川温泉。

黒川温泉~混浴も多い温泉街には7つの泉質があり温泉ソムリエも満足
黒川温泉・山の宿「新明館」~趣も素晴らしい日本秘湯を守る会の温泉宿
黒川温泉「いこい旅館」 黒川温泉で唯一の日本の名湯秘湯百選宿
黒川温泉「御客屋」~創業300年と黒川温泉で一番歴史ある温泉宿
黒川温泉「ふもと旅館」~自然との調和が素晴らしい掛け流し露天風呂
黒川温泉「旅館湯本荘」~黄土色した鉄分豊富な温泉も掛け流し
黒川温泉「三愛高原ホテル」標高920mから阿蘇山を望む露天風呂
阿蘇・鍋ヶ滝~キリン生茶のCMでもお馴染み「滝のカーテン」