黒川温泉「御客屋」~創業300年と黒川温泉で一番歴史ある温泉宿

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熊本県は黒川温泉の「御客屋」(おんきゃくや)は黒川温泉で江戸中期の享保七年(1722年)に創業した一番の老舗宿。
肥後・細川藩の御用宿・献上湯として一般人の入浴は禁止されていた歴史もある。
本当は宿泊したかったのですが、またの機会とし、入湯手形にて日帰り入浴して参りました。

■温泉特徴

源泉名 不明(自家源泉)
酸性・鉄(Ⅱ)-単純温泉(硫酸塩型)

内湯の「御前の湯」「里の湯」は、黒川温泉旅館組合補助泉源
ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉

成分総計不明
pH不明
加温なし・露天風呂は加水なし
循環なし・消毒あり
露天風呂あり
シャワーなし
シャンプー類なし
食事提供(昼食提供なし)



■温泉ソムリエよりの情報

源泉温度63.4℃の源泉かけ流しとなっており、湯使いはよい。
日帰り入浴の場合には、露天風呂「代官の湯」と、約300年前の元湯である露天風呂「古の湯」+内湯「姫肌の湯」が、昼12時で男女別に切り替わるようだ。
露天風呂・代官の湯は8:30-昼12:00が女性タイムで、昼12:00-21:00が男性タイム。

黒川温泉・御客屋

脱衣所は扉で仕切られているため、冬でも冷風を遮ってくれる。
脱衣所はカゴ式であったが、ドライヤーと若干のアメニティもあった。
下記は代官の湯。

黒川温泉・御客屋

黒川温泉の日帰り入浴は、もともと、宿泊した旅館以外となる、近隣の旅館さんの露天風呂も楽しんで頂こうと言う趣旨で「入湯手形」(温泉手形)がスタートした関係で、日帰り入浴だと基本的に「露天風呂」にしか入浴できない。
よって、内湯などすべての浴室を堪能する場合には、宿泊するしかない。

なお、他の黒川温泉の旅館と違い、御客屋さんは、日帰り客であっても「お水どうぞ」と声をかけて頂けるなど、スタッフ全員の対応が素晴らしいく大変好印象であった。
宿泊しても最大のおもてなしを受けられそうだ。

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全13室の歴史ある和風旅館である。

■施設

江戸時代には、参勤交代する肥後藩主と重臣、また、長崎奉行らも上洛下降の際に立寄ったと言う温泉宿で、熊本城の肥後藩が北里手永の惣庄屋に命じて御客屋(おんきゃくや)という名の宿をつくらせたと言う。
小国郷内に御定宿(御客屋)は4カ所あったが、現在も御客屋の屋号で旅館を営んでいるのはここだけ。
玄関を入って靴を脱いで、右手の受付に入湯手形を提出し、スタンプを押してもらう。
館内は階段を下がるなど、ちょっと入り組んでいるため、玄関からお風呂近くまで案内して頂ける。
脱衣所はカゴ式でドライヤーもあった。
帰りはまたフロント前を抜けて出る。

■訪問時料金

入湯手形(温泉手形)を使わない場合の日帰り入浴料金(立ち寄り湯)は下記の通り。

大人600円、子供300円
※子供料金は3歳~12歳まで

■黒川温泉「入湯手形」

黒川温泉にある24軒の旅館の「露天風呂」が対象となっている日帰り温泉(立ち寄り湯)用の「入湯手形」があり、宿泊した旅館や旅館組合の事務所兼案内所で購入できる。
なお、各旅館の内湯には日帰り入浴できず、露天風呂だけ可能と言う事になっている。
3箇所に入浴できて、販売価格は中学生以上1300円、小学生700円。

黒川温泉の入湯手形

日帰り入浴時間は黒川温泉全体で統一されており、通常は朝8時30分~21時となる。
ただし、清掃や工事などでたまたま入浴できない日にちや時間などもあるが、公式サイトにて毎日情報が提供されている。

1枚の入湯手形を複数人では使えないのでひとり1枚の購入が必要だが、6ヶ月間有効のため、また今度来て入浴すると言う使い方も可能。
タオルは持参が必要。
カラン洗い(洗い場)がない露天風呂の旅館もあるため、シャワー設備がないところあり、実質、入浴だけという雰囲気だ。
また、脱衣所も外にある露天風呂が多いため、冬季は湯上り時には寒い。

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■アクセス

黒川温泉を日帰り入浴する場合に便利な無料駐車場は下記のポイント地点となる。

上記の駐車場が満車の場合には、他にも駐車場があるので、当方オリジナルGoogleマップをご参照願いたい。

黒川温泉の標高は約700mですので、冬季でも積雪が無ければ、ノーマルタイヤでOK。

電車バスでの行き方では、最寄りの駅と言うのはないので、バス利用が便利となる。
福岡(博多駅)から高速バスで黒川温泉、熊本駅・熊本空港からは九州横断バスにて黒川温泉、別府駅・由布院駅からは九州横断バスにて黒川温泉。

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