船原温泉「湯治湯ほたる」~時之栖が運営する伊豆の掛け流し良湯

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伊豆七湯のひとつにもなる「船原温泉」の日帰り温泉施設です。

■温泉特徴

源泉名:鱒池の湯(船原7号)・木の股の湯(貸切にか?)
ナトリウム-硫酸塩・塩化物温泉
成分総計:1.456g/kg
pH8.3
加温なし・加水なし
循環なし・消毒あり
温泉特徴:なし
露天風呂あり(半露天)
シャワーあり(節水型・水圧普通)
シャンプーはリンス別タイプ
食事提供なし(持ち込み可能)



■温泉ソムリエよりの情報

もともとは、1964年に開業し純金風呂で有名だった船原ホテルと言う温泉旅館でして、国道136号を通るたびに、一度、宿泊してみたいな?と思っていたのですが、その後1984年閉館していたところを、2005年12月24日(土)から日帰り温泉になったと言う事で訪問してみました。
時之栖(ときのすみか)と言う大規模リゾートを経営するオーナーが、泉質に惚れ込んで買い取り、再生した日帰り温泉となります。

伊豆半島は江戸時代に金の採掘が盛んにおこなわれており、ここ船原(ふなはら)での複数の坑道から温泉が湧出しました。
湯治湯ほたるの温泉は、江戸時代後期1828年に開湯した、99.4度と言う源泉を使用しています。
毎分80リットルの掘削自噴源泉は高温の為、お湯の温度を冷ますのに、湯雨竹(ゆめたけ)と名付けられた、細い竹を多数使い、竹枝に水滴状に伝わせて自然冷却する構造を用いています。
安易に井戸水や沢水で温度を下げる施設が多い中、草津温泉のように加水することなく、適温にしているため、源泉そのままを堪能できます。
ただし、保健所の指導で、塩素消毒は行っているようです。

と言う事で、そんなことを知らずに最初は湯船に入りましたが、素晴らしいお湯です。
百笑の湯より、ぜんぜん良質です。
長い時間、地中でほぼ100度に暖められたお湯は、瞬間的に40度くらいに沸かした自宅のお湯と違い、やはり、体が芯から暖まるような感覚となるので不思議です。
翌日でも体ポカポカです。
湯船は、実に36トンのお湯を貯めた、とても大きな浴槽ですので、体に掛かる圧力も相当あるのも大きいと存じます。
たしか、560kgの水圧が体に掛かると記載されていました。
しかも、大きな湯船は高温・普通・低温と3つの領域に分かれています。
低温は、お湯とは言えない温度ですが、それぞれ、熱いお湯が普通の浴槽に、そして、普通のお湯が冷たい浴槽にと、徐々に注がれてもいるため、場所によって、自分の好みの温度域があります。
心臓にビックリさせるのが苦手な私でも、冷水にも久しぶりに入ることができました。
施設はさすがに古さを感じますが、温泉に関しては、湯使いが素晴らしく、また訪問したいと思える温泉です。

■施設

入館しましたら広い玄関の先で靴を脱ぎ、無料カギの靴ロッカーに入れます。
そして、券売機で入浴券を購入して、レジに、靴のカギと一緒に提出すると、脱衣所ロッカーのカギとフェイスタオルを渡されます。
なお、JAF割引など、割引利用の場合には、券売機ではなくレジにて直接清算してください。
脱衣所は、カギに記載されている番号と同じロッカーを使用しますが、細長い縦タイプロッカーで、ゆとりもありました。
バスタオルは無いので、持参が必要です。
ドライヤー完備です。

廊下には無料マッサージがあり、別途、無料休憩室もあります。
休憩室にはドリンクコーナーがあって、お茶や冷水のサービスは無料です。
なお、持ち込みのお弁当などが温められる電子レンジも置いてありました。

もとはホテルの客室を改装した貸切個室と、貸切露天風呂付個室があります。

4室ある露天風呂つきの貸切個室は、3時間3000円です。
貸切個室(コタツあり)は3時間1500円。
通常の貸切個室は3時間1000円。
延長料金は1時間=1000円となります。
全室に無料マッサージ機があり、ひとりでも貸切利用可能です。
ただし貸切の温泉は加水しているとの事です。

※トップ写真は施設サイトより拝借。

■訪問時料金

1日利用タオル付
大人(中学生以上)1200円
子供(5歳~12歳)700円
0歳~4歳無料

60分利用タオル付
大人700円
子供500円
※60分を超過した場合は1日券料金となります。

なお、湯船が大きく深さも80cmあり危ないこともあり、2才までは完全に入浴不可。
また、おむつの取れていない乳児ね入湯不可となります。

定休日は毎週水曜日。
営業時間は朝11時~受付終了19時(20時閉店)です。

公式サイト

■アクセス

電車の場合、伊豆箱根鉄道・修善寺駅で下車してタクシー約20分。
車の場合、無料駐車場80台となります。

場所ですが、当方のオリジナル地図をカーナビ代わりに使用して訪れてみてください。

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