渋温泉「荒心館・松屋」~100%源泉掛け流しと「外湯」を堪能できる古来からの温泉

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長野・渋温泉(しぶおんせん)にある「荒心館・松屋」さんに宿泊して参りました。

■温泉特徴

源泉名:渋温泉総合源泉(比良の湯、薬師の湯、とんびの湯の混合泉)
ナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物温泉
pH4.0
成分総計 1.204g/kg
加温なし・加水なし
循環なし・消毒なし
100%源泉掛け流し
露天風呂なし
シャワーあり(圧力普通・流し放題型)
リンス別シャンプー
食事提供(宿泊のみ)



■温泉クチコミ情報

源泉温度は57.7度の渋温泉総合源泉(比良の湯、薬師の湯、とんびの湯の混合泉)であり、湯船の段階では約54度となっています。
松屋の浴室は地下1階にあり、加水なしの100%源泉掛け流しの良湯であるが「熱い」ので自分で水注いで「ぬるく」して入浴するため、実質的には「加水」と言う事になっていまいます。
ただ、渋温泉はどこでも自分で加水して、ぬるくして入浴するスタイルですので、ご確認申しあげます。
もちろん、オーバーフローの掛け流しは非常に堪能できます。
宿泊客は外湯9箇所も無料となり、渋温泉の外湯めぐりができます。

■施設

1300年前に行基が発見したと伝わるのが渋温泉です。
洗心館松屋は江戸後期である元禄時代に創業した老舗の木造温泉旅館です。

渋温泉・松屋

そのため、設備が素晴らしいとは言えませんが、宿泊するだけであれば全然問題ありません。
ただし、増築・改装などでちょっと複雑になっている部分もあります。
他の宿泊施設でも同様ですが、万が一の為に「非常口」の確認だけはしておきましょう。

脱衣所はカゴ式で6個。
地下の浴室もそんなに大きくはありませんが、宿泊客もそんなに多くありませんので、貸切状態でした。
もっとも、渋温泉は「外湯」がメインとの考え方がありますし、昔ながらの温泉街で、狭い土地に住宅・旅館などが密集していますので、旅館も狭いと言う事になります。

今回、食事なしの素泊まりで宿泊しました。
理由としては到着時間が遅くなる可能性があったのと、朝食が朝8時出しとの事で、その頃には出発したかったためです。
しかし、失敗しました。
朝食はともかく、夕食は付けた方が無難です。
結局は15時過ぎにチェックインして、約2時間を使って、渋温泉の外湯を巡りました。
そして、温泉街にある食べ物屋さんで食事でもと考えていたのですが、これがまた失礼な話、良いお店がありません。
無いと言うよりは、昼間営業のみだったり、閉店していたりなど、食べられるところがほんどなく、結局、ようやく見つけたラーメン屋さんでチャーハンと餃子・ビールを頂いて1600円要しました。
と言う事で、渋温泉宿泊の場合、夕食は付けた方が無難かと存じます。

宿泊料金も手ごろで、日本式の温泉旅館であることから、外国人の宿泊客も多かったです。
他の渋温泉の旅館も、欧米からの外国人の利用が多いですが、これは地獄谷温泉の「ニホンザル」の影響です。

建物は古く設備も不便なところはありますが、昔の日本の旅館と言う雰囲気は非常に良いです。
是非、長く続いて頂きたいと願うばかりです。

※写真は施設HPより拝借。

■訪問時料金

日帰り入浴はできません。
そのため、料金表示は省かせて頂きます。

渋温泉の外湯も、宿泊客・地元の方専用となっていますので、日帰り入浴はできませんが、9番湯大湯だけはとある方法で日帰り入浴可能です。
詳しくは下記にて・・。

信州は渋温泉の個性あふれる外湯巡り「9湯めぐり」を一応制覇してみたまとめ

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公式HP

■アクセス

松屋さんの近くには駐車場がありません。
古い温泉街ですので、松屋さんに限らず、多くの旅館がそばに駐車場がありません。
クルマは指定の駐車場に自分で止める必要があります。
玄関先に止められたら止めて駐車場を聞くか、現地到着時に電話で確認をお願い申し上げます。
ちなみに、駐車場は下記の地図ポイント地点となります。

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