温泉津温泉「元湯」泉薬湯【世界遺産】約1300年の歴史ある古湯を堪能する方法

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石見銀山遺跡とその文化的景観の一部として世界遺産に登録されている温泉津温泉(ゆのつ-おんせん)の「元湯」(泉薬湯)(せんやくとう)は、約1300年間、湯治場として続いている古湯です。

■温泉特徴(全体)

源泉名: 温泉津温泉・元湯温泉
ナトリウム・カルシウム-塩化物温泉
成分総計:8.56g/kg
pH6.8
源泉温度48.1℃
薄緑にごり湯
加温なし・加水なし
循環なし・消毒んし
露天風呂なし
シャワーなし
シャンプー・石鹸類なし
食事提供なし



■温泉ソムリエよりの情報

温泉津温泉にある共同浴場は「元湯泉薬湯」と「薬師湯」の2軒ありますが、薬師湯は1872年(明治5年)の浜田地震にて自然湧出した源泉で、今回、入浴した「元湯」泉薬湯は、約1300年の歴史を誇る温泉です。
毎分57リットルの自然湧出で、大狸が入浴していたのを発見しも、開湯したとあります。
戦国時代には、石見銀山から産出された銀を、温泉津にて船に乗せて博多まで運んだ港町となり、大変栄えました。
温泉街は、国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。
浴槽は3つあり、一番、ぬるい湯でも44℃と、大変熱いです。
そのかわり、薄く緑褐色したお湯は、まさに絶品で、体がとても暖まります。
熱い湯ですので、かけ湯を、10杯くらいして、体を慣らしてから入浴しましょう。
2020年より新たな浴槽ができ、適温の小さな浴槽もできました。
もちろん、100%源泉かけ流しになっており、とても効能が高い、素晴らしいお湯です。

■施設

建物入口に番台があり、入口から男女別となっています。

温泉津温泉「元湯」泉薬湯

ロッカーは、簡易カギつきでした。
洗い場はありませんので、シャンプーや、ボディーソープ類もない、昔ながらの共同浴場です。



■訪問時料金

大人450円
小人(小学生以下)200円 

公式サイトなし

近所への宿泊も、とてもお勧めで、温泉ソムリエの私としても、再訪時には泊まってみたい温泉街です。
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■アクセス

JR山陰本線の温泉津駅から大田市営バス温泉津温泉行きで8分、元湯温泉前バス停下車して、すぐになります。
駐車場は、元湯の建物向かいに3台ほどありますが、道路も狭いです。
レンタカーなどの場合、港にある「ゆうゆう館」の駐車場に自動車を止めて、情緒ある温泉街を徒歩6分と歩いて行くことを、お勧め申し上げます。

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