和倉温泉「湯元の広場」の解説

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和倉温泉「湯元の広場」は、石川県七尾市和倉町にある和倉温泉の源泉場となります。
和倉温泉は古くから自然湧出する歴史ある温泉で、傷ついた白鷺が癒しているのを、漁師が発見したことからと伝わりますが、恐らくは古代人も温泉を利用していたことでしょう。
地名である和倉とは「湧く浦」、つまり湯の湧く浦(入り江)と言う意味でして、もともと、能登島を望む海岸にて温泉が湧いていました。
そのため、昔は、潮が退いて干潮の時しか、入浴できなかったようです。

和倉温泉「湯元の広場」

戦国時代に入ると、七尾城の畠山氏、加賀藩の前田氏により、温泉場として埋め立て・整備され、共同浴場が設置されました。

その源泉の場所が、下記の「湯元の広場」と言う事になります。

和倉温泉「湯元の広場」

源泉温度は、89.1度と高温で、しかも毎分1600リットルと、湯量も豊富なうえ、海水が混ざっていると考えられる、ナトリウム・カルシウム塩化物泉でして、体がポカポカ暖まる温泉であるのが特徴です。
しかし、付近には火山も無いので、道後温泉同様に、とても不思議な温泉場です。
もしかしたら、能登島のある湾は、火山カルデラだったのかも?知れません。

和倉温泉「湯元の広場」

和倉温泉の旅館は、基本的には、この源泉も含めて、いくつかの源泉を「混合」させた温泉を、分配しています。
和倉温泉「総湯」と言う共同浴場も同様です。
少し、時間が取れましたら、ぜひ、散歩なさってみてはいかがでしょうか?

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