独鈷の湯の解説「伊豆・修善寺温泉」伊豆最古の温泉

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目次 contents
  1. 独鈷の湯とは
  2. アクセス

独鈷の湯とは

独鈷の湯(とっこのゆ)は、静岡県伊豆市修善寺にある天然温泉の史跡です。
修禅寺の前を流れる修善寺川(桂川)の川底から自然湧出している温泉で、伊豆最古の温泉とされます。

独鈷の湯

平安時代初期の807年に、弘法大師が修禅寺を開いた際に、川原で病気の父親の体を洗う、少年のために、弘法大師が、持っていた仏具である独鈷(とっこ)を用いて岩を砕き、そこから湯が湧出したとの伝説が残ります。

修善寺温泉・独鈷の湯は、岩や大きな石を組んで、川底から、浴槽をかさ上げされています。
そして、入浴ができる露天風呂になっていましたが、現在、法律上の浴場ではないため、入浴は禁止されています。
そのため、独鈷の湯の見学はできますが、お湯につかることはできない、史跡のひとつと言えます。

実際に、独鈷の湯があった場所は、現在よりも上流だってようですが、洪水被害防止のため、2009年4月、19m下流の、川幅が広い場所に、移転・再現されたとの事です。
いずれにせよ、【広告】修善寺温泉のシンボル的存在になっています。
橋が渡されており、見学することは、可能になっています。
修禅寺とセットでどうぞ。



なお、かつて7つあった外湯も、すべて廃れましたが、現在、「筥湯」(はこゆ)が復元されており、日帰り入浴が可能です。

アクセス

修善寺駅から、伊豆箱根バス・東海バスの修善寺温泉行きに乗車して約8分「修善寺温泉」バス停下車して徒歩5分となります。
クルマの場合、有料パーキング月の庭(通常400円)や、離れた場所にある小山駐車場の利用となります。

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