■泉質
源泉名:湯の花揚湯2号泉(箱根町揚湯2号) カルシウム・ナトリウム・マグネシウム一硫酸塩・炭酸水素塩泉 pH8.0 源泉温度66.4℃ 成分総計 1.098g/kg
源泉名:芦之湯1号(仙液湯・自然湧出) 含石膏-硫化水素泉 pH6.6 源泉温度42℃ 成分総計0.771g/kg
源泉名:底無しの湯・黄金湯(2番)(芦之湯第3号、6号混合) 単純硫黄泉 pH7.6 源泉温度34.7℃ 成分総計0.672g/kg
■温泉特徴
露天風呂 ○
混浴 ×
貸切風呂 △ 宿泊客専用(無料)
リンス シャンプーINタイプ
シャワー流し放題型 圧力弱~普
ベビーバス 見当たらず
■施設印象
和風旅館の雰囲気満喫
日帰り 中学生より 1000円(2時間)
日帰り 幼児・小学生 500円
乳幼児? 特に記載はなし
有料個室 ○
公式HP きのくにや旅館
■温泉クチコミ情報
芦の湯温泉は、箱根で最も古い温泉地として知られ、平安時代からの湯治場として開湯していた。きのくにや旅館はそのうち5本の源泉を持つが、現在使用しているのは3本だ。
貸切露天は自然湧出する芦之湯3号・6号の混合泉の循環式。2つある家族風呂には湯の花揚湯2号泉が100%掛け流しで注がれている。人気のある貸切風呂「生徳の湯」は最も源泉を楽しめ、湯の花揚湯2号泉が100%掛け流しと芦之湯1号泉の2つの浴槽がある。なお、これら貸切風呂類はすべて一般宿泊客専用で到着時先着予約のいずれか1つだけ利用可能。
日帰りで利用できるのは昼12時30分~15時までで「湯香殿」と「貴賓殿」の2つが利用可能。それぞれ離れた場所にある。
ロビーに一番近い所にあるのは湯香殿。
男性用の露天風呂「芦ノ湖周遊風呂」は湯の花揚湯2号泉で透明度50~60cmの白濁した湯で、白いカルシウム成分が湯の花として水中を漂うので登別カルルス温泉に似ている。夏季100%掛け流し、冬季は加温の循環有。小さい壷湯「神遊風呂」もあったが加温なし。芦之湯3号・6号の混合で夏場で20℃前後、冬は冷たい。
内湯は男女共に芦之湯3号・6号の混合泉の循環式で、僅かに白く濁ったような湯が注がれており弱い硫黄臭がした。 廊下を渡り奥にある奥のお風呂は貴賓殿。
内湯は湯香殿と同じく男女共に芦之湯3号・6号の混合泉の循環式。
男性露天「山風の湯」と女性露天「華の湯」は湯の花揚湯2号泉を使用し、夏季100%掛け流し、冬季は加温の為循環式。
※写真は施設HPより拝借
■温泉ソムリエとして一言
芦之湯3号・6号の混合泉は単純硫黄泉なのに弱アルカリ性のpH7.6と珍しい。雨が多く降ると源泉の湧出量も増加するらしく、夏と冬でも泉質が多少変わると思われる。
■施設
創業1715年、約300年の歴史を持つ老舗旅館。有名な作曲家の滝錬太郎はこの紀伊国屋で”箱根の山は天下の剣・・”で始まる有名な歌「箱根八里」を作曲した。また志賀直哉も宿泊したこの紀伊国屋を小説の中で登場させている。
昔は歴史的建築物としても価値がある程「贅」を尽くした別館もあったが、関東大震災の際に消失してしまったらしい。
日帰り客には「杉の間」が休憩室として無料開放され、お茶も飲める。
訪問時の話であるが、ドコモの携帯は問題なし。ただし、他キャリアは通話不安定。離島や山奥に行くとやっぱり携帯はドコモだとつくづく感じますなぁ・・。
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■子供ポイント
貸切風呂は宿泊客専用なので是非宿泊予約し、早めにチェックインして温泉を家族で堪能しよう。
■アクセス
バスの場合、箱根湯本駅から箱根登山バス「箱根町」行きに乗り約30分、芦の湯バス停下車。徒歩3分。
駐車場も完備。箱根駅伝でも走る国道1号から入ってすぐ。地図を良く見て行こう。
行楽シーズンは箱根湯本~小桶園付近は渋滞する。
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