飲泉可能な温泉と温泉を飲む健康法とは

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 温泉本来の効果を一番得られるのは、温泉に入浴してのんびりすることではなく、温泉を飲むこと=温泉成分を体内に摂取する事です。
 古くからの湯治においても、実は入浴だけでなく、新鮮な温泉を飲んできました。

 温泉を「飲用」することで、温泉に含まれる様々なミネラルなどの温泉成分が、内臓の粘膜からそのまま体内に吸収される為、単なる入浴とは比べ物にならないほど高い効果を得られるという訳です。
 現代においては、水質面(衛生面)の問題があり、都市部になればなるほど保健所の許可が下りず、せっかく体に良い温泉が出ていても、飲むことができない温泉が多くなっていますが、山奥に行けば行くほど飲泉可能になっている場合が多いです。
 なお、無料で温泉を飲めるからと、ガバカバと大量に飲むのはオススメできません。



 地中から湧出している温泉を飲むと言う事は、水道水と違って、殺菌もされていませんし、有害物質の除去もできていません。
 泉質にもよりますが、温泉には微量ですが水銀やひ素など、大量摂取する人体に有害な物質が含まれる場合もあります。
 じゃあ、温泉は飲まない方がいいの?と思いがちですが、その辺りは「保健所」の指導が入っていますので「飲んでよい」と言う温泉はまず問題ありません。
 ただし、その飲み場付近に「摂取量」の説明があると思いますので、どのくらいなら飲んでよいのか説明をよく読んでから飲んでください。

 なお、初めて飲む場合には1度に大量に温泉を飲むと、おなかが緩くなったりしますので、説明の量を絶対に超えないようにし、説明が無い場合は50ml程度(コップ1/4程度)、要するにひとくち程度に抑えるのが無難です。

 また、温泉は温泉でも絶対に飲まないほうが無難な温泉があります。それは「酸性」の温泉です。例えば、草津温泉や蔵王温泉などが酸性湯です。
 酸性かどうかは、酸っぱさでもわかります。酸性が強い温泉の場合、胃に穴が開いたり、歯が溶けてしまったりしますので、飲むことが許可されていても、小生は口に含むことすら行いません。
 仮に酸性湯を飲んでしまったり、口の中に入ってしまった際には、真水で口の中を充分にすすぎましょう。

 繰り返しになりますが、温泉が飲泉可能な施設では、温泉分析表別表(温泉適応表)などに「飲泉する場合の適量」が記載されていると存じますので、その記載を見つけて、しっかり読んでから温泉を飲みましょう。
 かみしめるようにゆっくりと少しずつ、時間をかけて飲むと効果的です。

 なお、飲泉は自己責任です。飲泉には禁忌症もあるので、持病のある方は掲示を注意して読んでください。高血圧症の場合には、過度の飲泉は逆効果です。
 また、念のため記載いたしますが、湯船の温泉は飲まないで下さい。湯舟の湯はいろんな方が入浴していますので、雑菌が心配です。
 浴室にて飲んでも良い場合は、源泉投入口や、専用の源泉飲泉場所に「コップ」が置いてありますので、新鮮な湯(源泉)を飲みましょう。
 温泉を飲むために持ち帰る場合は、衛生上許可していない施設もありますので、施設の許可を得てからペットボトルに入れてください。ただし、色が変わったり沈殿ができたりしたものは酸化したり、成分が変わってしまってますので、飲泉での効能は期待できません。とにかく湯口からの新鮮な湯を飲むのが最良の方法です。

 →神奈川県で「飲泉」可能な温泉はこちら

 わざわざ温泉に行かなくても「温泉水」を通販で取り寄せて自宅で飲むことができます。
 この時、注意が必要なのは「飲用可能」な温泉水を注文する事です。

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