残念ながらロッカー荒らしが多発しています。
主に、ロッカー室に人がいることが少ない、ゴルフ場のロッカーが狙われているようですが、日帰り温泉施設の脱衣所ロッカーでも、ロッカー荒らしが本当に発生しています。
よく、脱衣所に「ロッカー荒らしにご注意を」なんて張り紙がしている場合には、過去に発生したと考えて良いでしょう。
実際に、私が先日訪れた日帰り温泉施設でも、制服を着た警察官が脱衣所に来ていました。
カギの部分をバールやドライバー?のような物で、強い力でドアをこじ開けた?ようで、そのロッカーは、鍵の部分が破損した状態で、付近に裸のお客さんと、従業員、警察官がいた次第です。
被害にあわない為の対策としては、隅っこなど人目に付かない所ではなく、人の目が届きやすい場所のロッカーを使うと言う事が挙げてられるのですが、先日のロッカー荒らしは、浴室への入口から最も近いところでして、人目に付きやすいロッカーと言えます。そんなロッカーでも被害にあっていました。しかも、脱衣所もそんなに人がいなくならない、土曜日の午後にですよ。
財布などは最低限「貴重品ロッカー」に預けるなど、自衛するしかなさそうですが、貴重品ロッカーでも100%安心と言う事ではありません。
ゴルフ場などで多い被害例ですと、4桁数字の暗証場号を入力するタイプの貴重品ロッカーで、番号入力するところの「カバー」の裏に、わからないように小型の無線カメラを張り付けて、番号入力の撮影を行い、暗証番号じたいが盗み撮られていると言うケースが多いのです。
銀行のキャッシュカードの暗証番号と、同じ番号を貴重品ロッカーで入力する人が多く、窃盗犯は、サイフから銀行カードだけを盗み取って、すぐにATMで引き出します。
確かに、私も、4桁数字の貴重品ロッカーだと、銀行の暗証番号と同じ番号にしてしまいがちです。
カードだけを盗まれるので、被害にあったと言うのに気が付くのが遅くなってしまうのですね。もちろん、サイフごと盗むと言う事もあります。
その為、最新の貴重品ロッカーの場合、指紋認証やロッカーキーのバーコードと併用式などが採用されているのですが、単純な数字式の貴重品ロッカーだったり、貴重品ロッカーのカギを結局自分で管理する場合などには100%安心とは言えません。
最終的な自己防衛方法としては、最低限必要な現金やカードだけをお店に持ち込むと言った自衛策しかなさそうです。
日帰り温泉などの脱衣所ロッカーは、鍵こそ閉まりますが、ロッカーの防犯性能は低く、扉も大きな力を与えると壊れてしまうタイプが多いので、安心だと言う過信は捨てましょう。