洞川温泉「花あかりの宿」柳屋 源泉かけ流しの旅館

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奈良県の山奥にある洞川温泉(どろがわ)の温泉旅館・花あかりの宿「柳屋」さんに宿泊してみました。

洞川温泉の標高は約835mくらいで、旅館・民宿が20数軒ある昔ながらの宿場町(温泉街)となっています。

洞川温泉

川の名前は、熊野川の源流にもなっている山上川で、洞川と言う名称ではありません。
女人禁制で修験の山となっている大峯山(おおみねさん)(世界遺産)に登る修験道の修行をする行者(ぎょうじゃ)のための門前町(登山口)として古い時代から知られます。
約1300年前に、役小角(えんのおづの)が洞川を開いたとされ、『日本百名山』の著者・深田久弥さんも、吉野郡天川村洞川(どろがわ)から近畿の最高地点となる山上ヶ岳(標高1719m)へと登りました。
洞川温泉じたいは1970年代になってから採掘・湧出した温泉となります。



■温泉特徴

源泉名:洞川温泉「新泉」
単純温泉(弱アルカリ性)
成分総計:0.439g/kg
pH不明(8.2くらいか?)
加温あり・加水あり
循環なし・消毒あり
露天風呂なし
シャワーあり(節水型・水圧弱~普通)
シャンプーはリンス別タイプ
食事提供(日帰りなし)



■温泉ソムリエよりの情報

源泉温度30.7℃を加温・加水していますが、洞川温泉の中では貴重な源泉掛け流しの旅館になっています。
浴室は1階にあり窓が大きな内風呂で、展望はありませんが、明るいです。
湯船は4名も入ると一杯と言う感じですが、客室も9部屋と少ないので、貸切状態になる場合が多いです。

■施設

山奥の古い温泉街ですので、それを考慮すればそれ相応でして、楽天トラベルでも高評価の温泉旅館になっています。
旅館さんで独自に「かき餅」を手作りしており、到着時に頂けます。(お土産売店もあり)
隣の部屋や廊下とは「ふすま」で隔てられている部屋になっています。
そのため、音は隣の部屋に筒抜けと言った状態です。
気になったのは、ふすまですので、客室から出る際に、扉にカギを掛けられないのですが、まぁ、心配はないといったところなのでしょう。
旅館のすぐ脇は小泉川が流れており、川側の部屋ですと、川のせせらぎの音が心地よく聴こえます。(私は音が苦手なため耳栓をして寝ました。)
もともと涼しい所ですので、冷房は無いようです。
ただし、寒い冬でも、廊下も暖房がきいていて、暖かく過ごせる模様です。
部屋にバス・トイレは無く、共用となります。
アメニティは最低限でヒゲソリは持参が必要です。
ジュースの自動販売機や冷蔵庫はありませんが、名水(冷水)をポットで頂けます。
これが、とてもおいしい水ですので、他の飲み物は不要といった感じです。
当方は2食付でお世話になリましたが、素泊まりでも、朝におにぎり・味噌汁がサービスで付きます。
白いご飯は、とてもおいしいです。
花と灯りのディスプレイは、趣があって、心が癒やされます。
下記写真は宿泊した部屋の縁側の様子です。

洞川温泉「花あかりの宿」柳屋

お風呂はリニューアル済でシャワー設備はよかったです。
浴衣・ハブラシあり。
脱衣所はかご式で、タオルあり。(バスタオルは部屋から持参)
ドライヤー1台あり。
テレビはBS映らないです。

※トップ写真は施設サイトより拝借。

■訪問時料金

宿泊のみ
日帰り温泉不可(日帰り入浴不可)
※洞川温泉センターは日帰り専門

公式サイト

■アクセス

近鉄吉野線の下市口駅から、洞川温泉行バス(約75分)終点のバス停で下車して徒歩約8分です。
無料駐車場は5台程度完備となります。
夕食をお願いしている場合、18時までには入りましょう。

■お勧め観光スポット

五代松鍾乳洞
面不動鍾乳洞

泉の森(泉の森大神) 洞川湧水群 名水100選
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