青根緑の休暇村 いやしの湯  非加熱非加水100%源泉掛け流しのある日帰り温泉

「青根緑の休暇村 いやしの湯  非加熱非加水100%源泉掛け流しのある日帰り温泉」のアイキャッチ画像
一言特徴 100%掛け流し浴槽あり
泉質 カルシウム・ナトリウム―硫酸塩泉
pH 9.2
成分総計 3.504g/kg
温泉特徴 無色透明
加温あり・加水あり
循環式(一部掛け流し)
露天風呂
混浴 ×
貸切風呂 ×
リンス シャンプーINタイプ
シャワー 節水型・流し放題型両方
圧力弱
ベビーバス 見当たらず
施設印象 日帰り中心の公共施設
大人料金 中学生より 600円(3時間)
子供料金 小学生 300円(3時間)
0歳~幼児は無料
乳幼児? 3歳までは浴槽への入浴禁止
有料個室
食事価格 普通 (実際には安め)
公式HP いやしの湯


■温泉クチコミ情報
脱衣所から内湯の扉を開けると、いかにも温泉らしいニオイがした。浴室の天井も高く気持がやすらぐ。
湯船は内湯も露天も少しオーバーフローしているので、お湯は常に新鮮に思える。
大きな内湯と比較的大きい露天風呂はいずれも加水の上、加温の為循環式+消毒と、お湯の人工管理フルコース。その為、大きな内湯と露天は温泉らしさを余り感じない。
しかし、内湯にある源泉風呂は、38.1℃で湧出する津久井第5号泉がそのまま注がれており、加水なし・加温なし・循環なし・消毒なしの100%源泉掛け流しと湯使いが良い。入浴すると他の浴槽と泉質がハッキリ異なるのがわかる。
源泉風呂は6名が足を伸ばすと一杯になる程度の大きさだが、湯温は34℃前後とぬるめなので、ぬるい湯が好きな人にも良いだろう。ただ、長湯する方が多いので、常に混雑気味・・。
なお、源泉風呂はph9.2で湯上り後肌がツルツルになるので、他の浴槽に入っても浴室から出る前には源泉風呂に必ず入りたい。
※写真は施設HPより拝借

温泉ソムリエとして一言
公共の温泉施設は消毒・循環と安全面重視がちだが、内湯の源泉風呂1つだけとは言え、非加熱・消毒なしの100%源泉掛け流しを作ったのは大変評価できる。最近はちょっと泉質が変化したのか? ほんの僅かに白濁しているようにも見受けられる。

■施設
津久井町が相模原市と2006年3月に合併する8ヶ月前の2005年5月に駆け込み完成した公共施設。バリアフリー設計でAED(除細動器)も設置されており、緑に囲まれた環境だ。
温泉成分の結晶で井戸配管が詰まり、2011年10月6日に温泉の汲み上げポンプが故障し・一時閉鎖。復旧に数ヶ月要し、2012年3月8日に営業再開した。
その結晶が詰まった配管も、館内で展示されている。カルシウムのようだ。
靴箱ロッカーと更衣室ロッカーともコイン不要タイプで、靴ロッカーの鍵は自分で管理。券売機で入浴券を購入して、帰る際に受付へ券を出すシステム。
無料休憩室は80畳の大広間と、6台くらいのテーブルになっている。食事のメニューは少ないが:出される内容は価格に対して量や小鉢数が比較的充実しており、お得感がある。タバコを吸うスペースは館内から庭に出たところに喫煙用の建物があり、喫煙室が館内にはないのでドアなどを通じて館内にタバコの煙やニオイが極力伝わらないように工夫されているのは大変評価できる。
なお、コンビニのような各種アイス販売があるのに対して、マッサージサービスやあかすりなど余計なサービスがないのもお金をたくさん使わず良い。
貸切休憩室は10畳2部屋あり、3時間=3000円。
別棟には緑の休暇村センターの宿泊棟もあり、1泊2食7950円からと安く、別にコテージも1棟だけある。また、青根キャンプ場も隣接している。その為、夏休みの日曜日の昼時は混雑。
土日のUP料金がないのと、幼稚園児まで無料なのと、夏休み以外なら土日でもメチャ混みにならない、100%掛け流しがあると言う事で、ちょっと山道を車に乗るが、小生のお気に入り施設の1つである。

子供ポイント
3歳まで浴槽に入るのを禁止している。ただし、幼児まで無料であり、また土日祝のUP料金がないのはありがたい。施設のすぐ近くに道志川が流れており、水深も浅いので川で水遊びもできる。
ただし、山間部で増水しやすいので雨が降った直後などには注意。

アクセス
国道16号の橋本五差路から車で最短50分。ただし、春や秋の週末などで中央自動車道が渋滞している時には、途中413号に入る青山交差点付近が大渋滞する。
路線バスだと藤野駅か橋本駅からとなるが、いずれも途中バスの乗り継ぎが必要で不便。施設から近くのバス停までも帰りは急坂を歩く事になる。地図を見て行こう。