黒川温泉「旅館湯本荘」~黄土色した鉄分豊富な温泉も掛け流し

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熊本県は黒川温泉の「湯本荘」(ゆもとそう)は、無色透明のお湯と、黄土色した鉄分が多いお湯の両方を楽しめる露天風呂がありました。

■温泉特徴

源泉名:不明
単純鉄温泉(硫酸塩型)
成分総計:0.630g/kg
pH3.3
加温なし・加水(泉温が高い場合には加水)
循環なし・消毒なし
露天風呂あり
シャワーあり(流し放題)
シャンプーはリンス別
食事提供(昼食提供なし)



■温泉ソムリエよりの情報

源泉温度は79度あり、ほぼ100%かけ流しとなっていて、湯使いは良い。
日帰り入浴の場合、川を望めせせらぎを聞きながら入浴する、大きな湯船と奥に桶風呂もある「かじかの湯」と、あじさいの湯竹林に囲まれ、木漏れ日が差す「あじさいの湯」があり、男女ではどちらかが割り当てらる。
脱衣所から階段を下がった川際に半露天があるような感じで、鉄分を含む浴槽は黄土色で透明度約20cmであった。

黒川温泉「旅館湯本荘」

他に遭った桶風呂も、とても雰囲気が良かった。

黒川温泉「旅館湯本荘」

また、露天風呂にはシャワーとシャンプー類も備え付けられている。

黒川温泉の日帰り入浴は、もともと、宿泊した旅館以外となる、近隣の旅館さんの露天風呂も楽しんで頂こうと言う趣旨で「入湯手形」(温泉手形)がスタートした関係で、日帰り入浴だと基本的に「露天風呂」にしか入浴できない。
よって、内湯などすべての浴室を堪能する場合には、宿泊するしかない。

■施設

夏目漱石が生まれた頃となる江戸時代の慶応3年(1867年)に創業した歴史ある温泉宿である。
玄関を入って靴を靴箱に入れ、受付に入湯手形を提出し、スタンプを押してもらう。
館内を進むと、奥に脱衣所があり、露天風呂は男女別になっている。
帰りはまたフロント前を抜けて出る。

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僅か12室の和風旅館であるが、宿泊者は3つある貸切風呂も空いていれば中から鍵を閉めて自由に堪能できる。

■訪問時料金

入湯手形(温泉手形)を使わない場合の日帰り入浴料金(立ち寄り湯)は下記の通り。

ひとり500円
貸切風呂の日帰り利用は、45分間で2名1500円。

■黒川温泉「入湯手形」

黒川温泉にある24軒の旅館の「露天風呂」が対象となっている日帰り温泉(立ち寄り湯)用の「入湯手形」があり、宿泊した旅館や旅館組合の事務所兼案内所で購入できる。
なお、各旅館の内湯には日帰り入浴できず、露天風呂だけ可能と言う事になっている。
3箇所に入浴できて、販売価格は中学生以上1300円、小学生700円。

黒川温泉の入湯手形

日帰り入浴時間は黒川温泉全体で統一されており、通常は朝8時30分~21時となる。
ただし、清掃や工事などでたまたま入浴できない日にちや時間などもあるが、公式サイトにて毎日情報が提供されている。

1枚の入湯手形を複数人では使えないのでひとり1枚の購入が必要だが、6ヶ月間有効のため、また今度来て入浴すると言う使い方も可能。
タオルは持参が必要。
カラン洗い(洗い場)がない露天風呂の旅館もあるため、シャワー設備がないところあり、実質、入浴だけという雰囲気だ。
また、脱衣所も外にある露天風呂が多いため、冬季は湯上り時には寒い。

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■アクセス

黒川温泉を日帰り入浴する場合に便利な無料駐車場は下記のポイント地点となる。

上記の駐車場が満車の場合には、他にも駐車場があるので、当方オリジナルGoogleマップをご参照願いたい。

黒川温泉の標高は約700mですので、冬季でも積雪が無ければ、ノーマルタイヤでOK。

電車バスでの行き方では、最寄りの駅と言うのはないので、バス利用が便利となる。
福岡(博多駅)から高速バスで黒川温泉、熊本駅・熊本空港からは九州横断バスにて黒川温泉、別府駅・由布院駅からは九州横断バスにて黒川温泉。

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